2018年2月2日金曜日

金剛山 妙見谷ルート 厳冬期 2018 1月


去年に引き続き、

今年も関馬鹿山岳部の「デップさん」と2人で

厳冬期の金剛山「妙見谷ルート」へ行ってきました。



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御存知の通り、今年は幾度となく大寒波が押し寄せ、


非常に気温の低い日が続いています。


ということは、去年よりも雪の量も多く、


深いラッセルを強いられると思っていたのですが・・・・




本道登山口の駐車場から、車道を歩いて20分ほどで


妙見谷ルートの登り口に到着します。





あれ???


ほとんど雪がありません(^_^;)


去年は、序盤からアイゼンを着けて上りだしたのですが・・・


少し拍子抜けでした(*_*)




妙見谷ルートの詳しい遡行図は、ネットで検索すればすぐに出てくるので


そちらを参考にして下さい。


こちらでは、写真と動画でざっくりとした雰囲気をお伝えしていきます。




登山口から沢沿いの道をしばらく進むと、


砂防堰堤があらわれます。


5つ目の最後の堰堤を越えると、


ハシゴが出てきます。




うーん・・・


落ちたらタダじゃすみませんね(≧ω≦。)プププ





今年も沢に沿って上っていきます。


要するに、冬の沢登りですね。


このルートは、山頂までに大小合わせて18箇所の滝を越えていきます。




水量の少ないところは、凍っていますが、


まだアイゼンが必要なほどでもないので、


僕らは登山靴でガシガシ上っていきました。




アイゼンを付ける前は、このようにフィックスロープを使用して


滝を高巻き。


残置ロープの強度を信じるか信じないかはアタナ次第です(≧ω≦。)プププ




30分ほどで、落差10mの「妙見の滝」に到着。


倒木が増えていて、付近が去年より荒れている気がします(^_^;)




ここから先は、しばらく沢が狭くなっているので、


凍っているところに乗るか(=滑る)、


足首ぐらいまで水に浸かるかの二択を迫られる箇所が


何ヶ所かありました(^_^;)


滑ると大怪我するので、足首まで浸かるしか無いのですが、


靴が完全防水でないと序盤にして悲惨なことになるので


注意が必要です(^_^;)


浸水の不安がある場合は、アイゼンを装着して氷の上を歩くと良いでしょう(^^)




去年より雪がないので楽かと思っていたら、


氷が滑るので、緊張感が半端ないです(*_*)




雪が少し増えてきたところでアイゼンを付けることに。




ここからは、ロッククライミング。


トップはもちろんデップ隊長。


写真では雰囲気が伝わらないと思うので、


興味のある方は、こちらの動画をご覧ください↓




こうして、幾つかの滝を高巻きせずに直登していきましたが、


まだまだ先は見えません。


次第に倒木が増え、斜度もきつくなり、


沢水は、ほとんど凍ってしまいました。




まさに天然のアスレチックです(*^^*)




滝はカチンコチンに凍っているので、


手はほとんど使えず、ここから先はアイスアックスが欲しかったです(^_^;)




標高900m付近から、倒木が無くなり沢も消え、


少し開けたガレ場にでます。


途中から二股になるので、左側を進むのが山頂までの最短ルートですが、


ここの斜度はかなりキツイです。




雪の下は、砂と砂利なのでアイゼンを蹴り込んでも


ズルズルと滑ります(*_*)


写真ではイマイチ伝わらないと思うのですが、


滑落すると、絶対に止まらない斜度ですので、


多分、あの世行きです(≧ω≦。)プププ




掴めるような岩も雪で見えないし、


両足ともにアイゼンの前爪だけで耐えてる状態なので、


ピッケルを叩き込んで利く場所を探し、必至でよじ上ります(*_*)




このガレ場を上り詰めるとクマザサの藪があらわれ、


雪まみれになりながら、そこを抜けると・・・




標高は1000mを超え「本道」の脇道に出ます(*^^*)




ここまでくれば、あとは緩斜面と階段だけ。


そして、のんびり歩いて15分ほどで山頂にとうちゃーく。




山頂は、今まで見たことがないレベルの大賑わい。


人でごった返してました(≧ω≦。)プププ


気温は氷点下5度。




駐車場から4時間弱。


登山口から約3時間半で、今年も無事に「厳冬期 妙見谷ルート登頂」。


鬼隊長のおかげです(;_;)




苦労した分、景色も心なしか


いつもより綺麗に感じます(≧ω≦。)プププ




そして、おもむろに愛妻弁当を広げ美味しそうに食べだす隊長(*_*)ズルイ


僕は横でシャリシャリに凍った「いちご大福」を食べましたよ。ははは。




見かねたデップさんが、僕にホットカフェオレを入れてくれました。


これがめっちゃめちゃ美味い!


冷えて疲れた体に、温かく甘い飲み物は最高のご褒美です(*´ェ`*)




帰りは「本道」を一直線にノンストップで駆け下りて、


約50分で駐車場に到着。


今年もドキドキハラハラの妙見谷ルート楽しかったです(*´ェ`*)




直近の気象状況にもよりますが、


このルートはヘルメット、冬靴、前爪アイゼン、ピッケル、ストック、


防水の手袋等は携行したほうが良いです。


あと、単独行もできるだけ避けたほうが良いかも・・・


これだけ山頂が賑わっている日曜日の午前中でも、


今回すれ違ったのは、ペアの一組だけでした。


平日だと、おそらく数日間だれも通らないこともあると思います。


谷間で、携帯の電波も届きにくいので怪我でもして


歩行困難になると大事故になりかねません・・・




今年は数十年に一度の「寒冬」だそうで、


六甲山の氷瀑は、管理されてる方でも見たことがないレベルの大きさだとか・・・


今週末の「シェイクスピア氷柱群」への山行も期待で胸が膨らみます(*´ェ`*)


デップさんお疲れ様でした。




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